スキンポレと幹細胞治療の違い
「傷跡を修正したい」、「傷跡を目立たなくしたい」
このようなお悩みを抱えている人は少なくありません。
- ・手術跡
- ・やけどの跡
- ・事故による傷跡
このような傷跡の修正をしたいけど、スキンポレと幹細胞治療の違いがわからず、どちらにするか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
傷跡といっても軽度のものから盛り上がったケロイド状のもの、手術跡などさまざまです。
本記事では、スキンポレと幹細胞治療の違いとそれぞれ適した傷跡治療について解説します。
スキンポレとは?
スキンポレは傷跡を修正する治療のひとつです。
しかし、どのように治療していくのか知らない人も多いことでしょう。
まずはスキンポレがどのような治療法なのか、またメリットとデメリットについてもみていきましょう。
次で詳しく解説していきます。
ピーリングによる治療
スキンポレとはズバリ、ピーリングによって傷跡を修正していく治療法です。
ピーリングと聞くとシミやくすみ、毛穴ケアの治療を思い浮かべるかもしれませんが、傷跡の修正にも用いられることがあります。
専用の薬剤を塗布して皮膚内部に浸透させ、肌のターンオーバーを促す治療方法です。
古くなった角質をやわらかくして剥がしていき、新しい皮膚が生成しやすくなることで傷跡を目立たなくしていきます。
当然メスを使うことがないので、さらに傷跡が残るリスクが少ない治療法です。
メリット
スキンポレによるピーリングのメリットは以下のとおりです。
- ・手軽におこなえる
- ・費用が安価
- ・施術を受けられるクリニックが多い
- ・ダウンタイムが起こりにくい
スキンポレは手軽におこなえる治療のため、美容施術が初めての人でも受けやすい治療です。
金額も比較的安価でおこなえるので費用面が気になる人にもおすすめで、1回5,000円前後となっており約5回受けても3~40,000円程度となります。
また、ピーリングは多くの美容クリニックでおこなっている施術のため、受けられるクリニック選びに苦労することも少ないでしょう。
治療や施術後に悩まされるダウンタイムも起こりにくいのも特徴で、治療を受けたことが周囲に気づかれにくいのも嬉しいメリットです。
デメリット
一方、スキンポレのデメリットは以下のとおりです。
- ・肌トラブルが起こる場合がある
- ・必要な角質まで剥がしてしまうことがある
- ・目立つ傷跡の治療はむずかしい
- ・数回の施術が必要
ピーリングは乾燥肌になりやすくなるため、スキンポレをやりすぎると肌トラブルの原因になることがあるので注意が必要です。
さらに、必要な角質まで剥がれてしまうこともあり、バリア機能の低下やハリのない肌になる可能性があります。
また、薄く平らな軽度の傷跡には効果的な治療ですが、ケロイド状や手術跡のような盛り上がった傷跡の修正はむずかしいといえます。
スキンポレは何回か施術をおこなうことで効果を実感していく治療のため、複数回クリニックへ通う必要がある点も煩わしく感じるかもしれません。
幹細胞治療とは?
幹細胞治療は自身のからだから幹細胞を採取して培養し、傷跡の部位に戻す治療法です。
高度な技術を用いておこなうため、あまり聞きなれない人も多いことでしょう。
次は幹細胞治療の特徴、メリットやデメリットについて解説していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
再生医療による治療
幹細胞治療は自身の細胞を用いておこなう治療で再生医療とよばれています。
再生医療は自身から採取した細胞を培養して増やし、再びからだに投与することで細胞の修復をはかります。
幹細胞を投与した部位は、再び細胞の形成がはじまり傷跡を修正していくのです。
再生医療は最新医療に属するため、大きな可能性が期待されている治療法です。
たとえば、傷跡の修正はもちろん脳梗塞や心疾患、癌などの三大疾病や糖尿病など重篤な治療にも応用されています。
さまざまな細胞に分化できる
幹細胞はひとつの種類だけでなく、さまざまな細胞に分化できます。
たとえば、皮膚や骨はもちろん臓器などでも細胞なら分化可能です。
このように、幹細胞を用いた治療は今、世界的にも注目されています。
メリット
幹細胞治療のメリットは以下のとおりです。
- ・細胞の再生により自然な仕上がりになる
- ・拒絶反応が少ない
- ・ダウンタイムが起こりにくい
- ・さまざまな傷跡の修復が期待できる
- ・少ない回数でも効果が期待できる
幹細胞治療は再生医療のため、細胞の形成により自然な仕上がりが期待できる点が魅力です。
もともと自身の細胞を戻すので拒絶反応も起こりにくいといえます。
もちろんダウンタイムもほとんどなく、術後の腫れや赤みなどの心配もありません。
ピーリングでは軽度の傷跡修正しか期待できないのに対し、幹細胞治療は盛り上がったケロイド状や手術跡などの大きな傷跡の修正も期待できます。
1回の治療でも効果的なため少ない回数でも修復に期待でき、2回以上おこなうことでより効果が感じられます。
デメリット
一方、幹細胞治療のデメリットは以下のとおりです。
- ・費用が高額
- ・治療をおこなっているクリニックが少ない
幹細胞治療のデメリットは費用が高額なところです。
1回の施術でも数十万円~数百万円することも珍しくありません。
理由としては、細胞の採取から培養にかかるコストが高いことや保険適用外になることが多いことがあげられます。
また、治療をおこなっているクリニックが少ないため、クリニック探しが大変な点もデメリットといえるでしょう。
スキンポレと幹細胞治療の違いを比較!
項目 | スキンポレ | 幹細胞治療 |
費用(1回) | 3,000~5,000円 | 50~100万円 |
治療方法 | ピーリング | 細胞の再生 |
治療回数 | 3~5回 | 1~2回 |
傷跡の種類 | 軽度のもの | すべての傷跡に対応可 |
費用面においては双方の金額差は大きく、スキンポレの方が安価です。
一方、幹細胞治療はさまざまな種類の傷跡修正が期待でき、少ない回数で終わる傾向があります。
スキンポレは皮膚の表面にアプローチするため軽度の傷跡修正には期待できますが、ケロイド状や手術跡などには適していないため、総合的には幹細胞治療が効果的といえます。
スキンポレと幹細胞治療|それぞれ向いている人は?
ここでは、スキンポレと幹細胞治療のそれぞれに向いている人を解説します。
自分がどちらに向いているのか、ぜひ参考にしてください。
スキンポレが向いている人
スキンポレが向いている人は以下のとおりです。
- ・軽度の傷跡の人
- ・費用を抑えたい人
- ・クリニック探しに苦労したくない人
前述したように、スキンポレは軽度の傷跡修正に期待できるため「盛り上がっていない」「傷跡が薄い」人におすすめです。
費用も安価な設定なので、コスパ重視や予算が低めの人に向いています。
ピーリングをおこなっている院は多いため、アクセスのよいクリニックが見つけやすく、クリニック探しに苦労したくない人にも適しているでしょう。
幹細胞治療が向いている人
幹細胞治療が向いている人は以下のとおりです。
- ・目立つ傷跡の修正を希望する人
- ・より自然な修正を望む人
- ・少ない回数で治療を終えたい人
幹細胞治療はさまざまな傷跡の修正に対応できるため、目立つ傷跡や手術跡などの修正を望む人におすすめです。
また、傷跡修正をおこなったのに満足できなかった人や、より自然な仕上がりを期待したい人にも向いています。
治療回数も少ない傾向が高く、長い期間の通院がむずかしい人にもおすすめです。
スキンポレと幹細胞治療の違いを理解し自分に適した治療法を!
スキンポレはピーリングによる治療、幹細胞治療は自身の細胞を培養して投与する再生医療とそれぞれ治療方法が異なります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをしっかり理解し、自分に適している治療方法を選ぶとよいです。
修正したい傷跡の種類や度合、予算やどの程度の修正を望むのかなど比較して選びましょう。
当院では、幹細胞治療による傷跡修正治療を得意としています。
無料カウンセリングをおこなっているので、幹細胞治療が気になる人はぜひ相談にお越しください。